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小川 芋銭《水天自在》
紙本 田山方南極書
63×38㎝/146×50㎝
小川芋銭は生涯を通じで河童の絵を多く描いたことから「河童の芋銭」の異名を持つ日本画家です。明治から昭和にかけて活躍し、そのほとんどを茨城県の牛久で過ごしました。農業の傍ら筆をとり、東洋古典に対する深い造詣を込めて描かれた農村の風景や、自然の中で遊ぶ河童や妖の姿は素朴で優しい眼差しに満ちています。本作はそんな芋銭の伸びやかで自由な魂と、ユーモアが感じられる作品です。真剣な眼差しで泳ぐ河童はどこへ行くのか? 夏にぴったりの作品です。 |
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