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その昔日本が海外との交流を絶ってしてしまう鎖国の時代、つまりは江戸時代前期頃ということですが、そこに至る直前の我が国は海外とも盛んに交流し、堺や博多の町、周防長門や豊前豊後、そして京の都にも宣教師や商人、それに付随するような雑多な職業の外国人が溢れていて、さぞや鈴木清順やフェリーニが紡ぐところのような画が目撃されたことでしょうね。
当然のこと交易によってもたらされる異国の文物、その中に東南アジアの陶磁もたくさん混じっていたわけですね。その中のいわゆる宋胡録と呼ばれるは主に商品が香合として見立てられて大いに賞玩されたと思います。
これはそれらと同種のもので意外に少ないと思われる小碗。そしてこれを買ったわけは簡素でおよそエキゾチックな要素がない志野織部のような感覚であったからです。
一般的にタイの鉄絵タイプは魚が描かれていたり、とにかく過剰な文様を入れることがほとんでしたね。そうなると自分の好みとしてはちょっとトゥーマッチでありますが、これはシンプルでよくぞこのまま出荷してくれました、という感じでした。
彼の地の感覚ではこのタイプは手抜きの下手ものであったんでしょうけれど、今はこのタイプが断然好みであります。
たっぷりと呑める酒盃としてまずいいものですし、ストレートな名品ではないところにまた「うがち」の面白さがある一品と思いますよ。ぜひ使って愉しんで下さい。
参考画像 昭和54年6月 小学館発行 世界陶磁全集16 南海 より
同手品ではないのですが、モダンな感覚のデザインもあるという参考までに掲載致しました。
口径9.7 高さ4.3~4.5センチ
タイ サワンカロクもしくはスコタイ15~16世紀頃
杉箱に収められています。風呂敷と包み布が添っています。
無疵です。
画像に出てくる盆や他の器は付属しませんのでご了承下さい。
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40,000円
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