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古染付は好きでよくご紹介しているのですが、それでも初めて扱うものが出てくるというのはうれしいことであります。
もっとも閉店では価の高い美術品であり名品茶道具でもある「高砂手花生」であるとか「桜川水指」であるとか、香合番付のトップである「染付辻堂」なんていうのはハナから扱い品目にはないものですがね。
ガラス越しに眺めるようなものじゃなく、座辺で寄り添ってくれるようなものをご紹介したいと願っている自分には、こんなものが面白いんじゃないでしょうかとおススメしたい初見ものを買うことが出来ました。
おそらく蓋物であったろうと思われるものですが、その蓋はなくなってしまった状態です。もしかすると粗相をして割ってしまったのかもしれません。しかしそれだからとて無事だった身の方を廃棄してしまうのはあまりにも忍びない、請来された当時は特権階級の人々しか手にすることも目にすることも出来ないものでもあったでしょうからね。
そこで身の蓋の受け部分を擦って塗り蓋を誂えて据えたようです。菓子器として縁高のように使用していたのか、あるいは懐石料理の強肴や焼き物を盛り付けたのか、桐箱の蓋には「古染付角鉢」とあります。
膚は最上手のきれいな上がりで側面の花も美しく咲き誇り、見事な風情で愉しめるものですね。
稀少であるということもありますが、まずはその乳白の膚とそこに盛り付けた料理を愉しむ、これこそこの器の醍醐味ではないでしょうか。
19.5×19.8センチ 高さ5.3センチ
明時代末期頃
伝世の桐箱に収められています。箱は桟が外れていたり虫食いで荒れていたりしますが、とりあえず収納は出来る状態です。
畳付き部分に古い時代の金繕いが1か所と小さな7ミリほどの削げが1か所。また底面が焼成時にやや変形し下に垂れたような状態で、僅かにカタつきます。気になる方は布を一枚かませると緩和されるかと思います。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承下さい。
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200,000円
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