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江戸前~中期、1670~80年代頃の藍九谷です。
口径:約 20.8cm 高さ:約 3.2cm 底径:約 14.0cm
山下朔郎氏の箱書きが付いた藍九谷のお皿です。
表面には「藍柿手 松に鶴文 中皿」、裏面には「延宝前後の 有田の作子と鑑 定します 昭和五十五年 十月吉日 朔識(印)」とあります。
山下朔郎氏は、多数の肥前陶磁器についての本を執筆しています。
その著書は多くの古美術商も参考にする書籍です。
当品を見てみましょう。
今にも飛び立ちそうな鶴の躍動感と、表情が面白いです。
余白と水辺の濃淡のバランスも流石の一言。
所載品ではありませんが、江戸前~中期の藍九谷から藍柿右衛門に移行するころの作品です。
今回は作行から藍九谷と判断しました。
真面目な古美術品と、たしかな書き手による箱書きという贅沢な組み合わせです。
縁に微細の磁貫はありますが、完品といって差し支えありません。
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