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江戸前期、1655~70年代頃の藍九谷です。
口径(D):約21.8cm 高さ(H):約2.8cm 底径(BR):約12.9cm
同時代の作品の中でも陽刻の出来がいい作品です。
花に七宝の描かれた折り紙と、陽刻部分を白抜きにしたモダンなデザイン。
当時の美的感覚と技術の高さに驚きます。
実際に手に取ると、写真以上に陽刻全体がはっきりとしていて驚かれると思います。
この時期の陽刻は、うっすらとしたものが多いですが、そういった作品とは一線を画します。
また藍九谷らしく、生地は薄手で、縁は鋭いです。
呉須は濃く、枠線の凹みも見受けられます。
藍九谷の作品の中でも非常に上手の作品です。
下記の磁貫について。細くて写真には映りませんが、手に取ると見込みの上半分、特に12から3時の位置にうっすらとしたものが複数本見えます。裏は高台内に複数確認出来ます。
そのため少しお値段を抑えています。
(注):見込みと裏側部に磁貫がございます。写真に写る磁貫に印を付けましたので、ご確認・了承の上、ご入札下さい。 |
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