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ホータンから出たストゥッコ製の如来立像です。施無畏印を結んだふっくらとした右手と、衣の端をぎゅっとつかんだ左手、肌にピタリと吸い付くような衣文の表現は、ガンダーラ彫刻を見るかのようです。優しくほほ笑む丸いお顔に切れ長の目が印象的で、シルクロードの長い道のりの間に、その土地土地の馴染みやすい姿へと変化していく様が感じられる作品かと思います。元々は大きな像の光背を飾った一体と思われ、彩色は落ち光背は割れたものを直してあります。参考に、20世紀初頭に大谷探検隊が持ち帰った東京国立博物館の収蔵品を載せています。(写真5,6枚目)
像高18㎝(台座を含まず)
時代:6-7世紀
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