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窯の激しい焔の影響でしょうか、歪みが生じ、
それがまた、この茶碗の魅力を増しております。
日本の茶人は、本来このような完器ではない、
変形なものを「へたりもの」として賞玩してきました。
これは、日本人独特の美意識です。
非常に薄手の器肌、小さな高台、黒々とした土味から
朝鮮・忠清南道の霊山、鶏龍山山麓周辺の産と思われます。
茶を頂いた後の雨漏りのような見込みの変化が見どころです。
朝鮮時代
（15世紀後半から16世紀前半）
鶏龍山窯
黒柿箱・仕覆付
口径 最小8.8㎝～最大15.8㎝
高7.6㎝
高台径4.2㎝
呼継1ヶ有
高台に古い小欠け有
有難うございました。 |
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